あさきゆめみし

すべては幻想。無。

音楽総評 vol.4(カナリヤ・pink moon)

 

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vol.1はこちらからです。

 

カナリヤ

正直ライブ始まるまであんま好きじゃなかった。なんかいまいち印象が薄いって思った。多分私と同じ人多かったと思う。

でもライブめっっっっちゃよかった。

これまでのイメージをはるかに超えてきた。いい意味でイメージを覆された部門一位。

個人的にこのツアーでこの曲程従来とのギャップを感じた曲はなかった。

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センステにまっすーだけ残って(ソロパート)、暖色のスポットライトにひとり照らされてこの曲は始まる。特徴的な甘美な歌声が会場を優しく包み込む。この静かな真っ暗闇の中で会場の中央だけ照らされているシンプルな構図かつ荘厳というのは大げさだけど厳粛な空気の中で曲が始まるのが、ある意味キリスト教の教会的な清らかな空気を感じた。別にキリスト教の学校に通った経験はないんですが

前述した通りの引きで見たときの画の美しさ、そしてその構図と静かさが作り出す澄んだ空気感がカナリヤの良さを爆上げしてた。あれは普通の空間俗世で映える曲ではない。美しい清らかな空間でこそその良さが生きる。

振りの美しさが特に際立っていた部分を特筆すると、

途方にくれて 歩道にひとり
踏み出す意味もわからなくなるんだ
どうすればいい?
答えは今日(ここ)になくても
少しずつ あきらめず進もう
手をとって 怯まずに一歩
昨日よりも前へ

ここのコヤシゲパートの増田さんダンスソロ滅茶苦茶好きだった。ここがこのツアーの個人的ダンス部門優勝です。一つ一つの動きを記述することに意味はあるのかなって思っちゃったので書かないけど、「舞」だった。美しかった。常々、「この人は舞姫なんだな.....」と感じるのが生のアイドルを見ていて最大限の幸福を感じる瞬間なのですが、ここが1番「舞姫」を感じた。衣装の長いスカートのような部分がひらひらと舞う様子、優雅でありながら力強さ・芯の強さを感じる振りがとてもよかった。この時が見惚れてライブで一番現実から非現実に没入できた。

もう一度飛ぶ、夢を見て

“大丈夫”と歌っている

最後に手をゆっくりと下す動作も綺麗だった。美しかった。

正面に背を向けて花道を歩いてメンステに戻っていく後ろ姿も、1番泣きそうになる瞬間だった。てか何回かはガチで泣いてた。私は何者?

 

 

 

pink moon

ライブで1番好きだったのは間違いなくこの曲でした。個人的総合優勝です。

オーラス全然最後だっていう実感湧かなかったけど、この曲が二度とライブで聞けないかもしれないって思うと悲しすぎてガチ泣きしてた。おかげれそれより後はすっきりして見れました。

この曲も構図はメンステ版カナリヤというか、上からの暖色の照明のみというシンプルな画だった。だからメンバーの細かい表情は見えないのだけど(多分見えなくていいという演出)顔の陰影が際立つというか.........美しすぎて.........顔の造形美よ........やっぱり芸能人はすごい。上から一方向からだけの照明で陰影がはっきり出て「味」になるのはさすがとしか.....特に眉骨から鼻の付け根あたりを見ていたけど、あの立体感は普通の日本人にはない骨格。私があんな照明当てられ方したら放送事故だよ  てか鼻の付け根って何て言うんだろう?鼻根部でした。なるほど。

NEWSの歌声はもちろんだけど、何より生バンド弦楽器部隊の方々、ピアノの千葉さんがとてつもなくよかった。オーケストラ感が一番発揮されていた曲だったと思う。美しすぎた。この曲だけは是非生で聞いてほしい。

撫でる髪 ほっぺの艶めく色
いつまでも 僕にだけ見せて

ここです。ここに凝縮されてる。

素晴らしいバラード曲だった。作詞作曲のkacoさんに感謝。

歌声の素晴らしいポイントにもちゃんと触れたかったけど、書き表すのが難しすぎるのでやめます。

私はpink moonを愛しているのでNEWS3曲人気投票pink moonに入れました。できればまたいつかライブでやって欲しいけど難しいだろうな......はぁ...........

 

vol.5に続きます。

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